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1996/ 8/ 6 「モーニングジャム」TOSHIインタビュー
      司会者「YOSHIKIさんの近況について教えてください」
      TOSHI「今はリハビリをしながら・・・ドラムの方はまだ叩き始めていないので、
        ドラムが今の時点でまだ叩ける状況ではないと思うんですけど、それに向けて今、
        体力作りというか、リハビリをしていて・・・
        今、YOSHIKIこんな(と言って手を横に広げる)身体になってますよ。マッチョって」
      司会者「FOREVER LOVEについて・・・悲しい詩ですね」
      TOSHI「どこか求めるような、ひとすじの光を求めるような、求道的な詩ですね」
      司会者「詩も曲もYOSHIKIさんで、歌うのはTOSHIさんじゃないですか。
        やはり、ちょっとイメージのズレとかがちょっとはあると思うんですけど、
        その辺はどうやってカバーするんですか?」
      TOSHI「ぼくは100%ゆだねています。ぼくはボーカルマシンですから。
        X-JAPANの時は、彼が作ったイメージの世界をぼくはただ忠実に
        表現するだけです」
      司会者「TOSHIさんの方からリクエストしたりはしないんですか?」
      TOSHI「しません」
      司会者「歌いにくかったりする場合もある訳でしょう?」
      TOSHI「いつも歌いにくいです。例えば、人それぞれ愛について考えがあるように
        ぼくはぼくのFOREVER LOVE観がある訳でしょ。
        だからそこはやっぱり、それぞれの考え方だから、大きな意味では一緒でも、
        それを表現するには多少違いが出てくるではないですか。
        それを合わせようと思っても、そこに妥協点はない訳ですね。
        だから、どちらかにゆだねるしかない訳ですね。ぼくなんかは、YOSHIKIが
        プロデュースする場合は、完全に彼の世界の彼の中に流れている音楽というもの
        を忠実に表現しようと思っていますね。
        だからすごく難しいんです。
        人の思っているものを表現するのはなかなか難しいですから、
        だからこれも何ヶ月か歌録りかかってますけど、歌を表現できるまでに、非常に
        長い時間がかかってしまうんです。
      司会者「X-JAPANファン、TOSHIファンへ一言お願いします」
      TOSHI「やっとX-JAPANの方もレコーディングが終わりまして・・・
        ちょっとコンサートの方はまだわかりませんけど、まあ、コンサートに向けてあの・・・
        前向きにというか、前に向かって進んでいます。
        それとともに、自分としても、レコーディングという束縛から放たれて、
        いよいよこの夏から思い切った活動ができると思いますので、思いっきり
        これからも弾けていきたいと思っていますので、皆さんとお会いできる日を
        楽しみにしています。ありがとうございました」




TOSHI「ぼくは100%ゆだねています。ぼくはボーカルマシンですから。」
これ、真面目な顔で言ったんですよ。真剣に真面目な顔で。

ボーカルは生身を削るってのは本当だと思います,一回あたり数分しか出ないハイトーンを要求していたりするわけで,言ってみりゃ鶴の恩返しでリテイク出すよーな物で(笑)

それでも「ボーカルマシン」というのはある意味怖いなぁ,って...




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